Q破損したインプラントについて
岡山在住の75歳男性です、15年ほど前、上の5番と6番にインプラントをしました。施術した際に下の歯と嚙み合わせが良くないことを伝えたのですが、改善されないままになっています。そのことと関係があるのかわかりませんが、噛み合わせが悪いと感じている下の歯も化膿するようになってしまって治療を繰り返しています。もちろん年齢や体質などもあるかとは思います。しかし、インプラントをしてから虫歯、根幹治療、神経治療などを繰り返し、インプラントも2本増えて、入れ歯も入れ、口の中のトラブルが続いています。
1年ほど前に上の4番が化膿して治療をし、結果的に抜歯となってしまいました。しかも抜歯する際に隣接する5番のインプラントが欠けてしまい、つい先日とうとう完全に壊れてしまいました。6番も欠けてきてしまっています。このまま放置しておくわけにはいかないので、インプラントをしてくれた医師に相談したところ再施術をすすめられました。
75歳という年齢、口腔内のトラブルが絶えないこと、最初に施術したインプラントの噛み合わせが悪く不快感があったことなどを考えると、再度インプラントを行うことが良いのかわかりません。また、どの歯もボロボロになってきている状態の私に対して他の選択を与えず、インプラントの再施術を当然のように勧めてくる医師にも不信感がぬぐえません。本当に再施術が一番良い選択なのでしょうか?今の状態で他に方法があるようでしたら、お聞かせいただけると嬉しいです。
また、このような状態で他の専門家に助言をもらうとしたら、どこに、そしてどうやって相談するのが良いのか教えてください。
A破損したインプラントについて
公開日時:2020-03-24
歯科治療を行う上での大原則に、「炎症と力のコントロール」という考え方があります。
貴殿の場合、力のコントロールに関して、手立てが行われていないのではないか、と推察します。
具体的には、力の問題が素因としてどの点にどれくらいあるのかを精査する咬合検査を行うべきと思います。検査項目は10種類以上多岐に渡ります。
追加のインプラント治療を行ったから全てが解決するはずもなく、前段階として力の問題に対するリスクファクターをピックアップし解決する必要があります。
私見ですが、咬合(咬み合わせ)に精通した歯科医院での診察をされてみては如何でしょうか?