Q10代のインプラントについて

現在17歳の娘の治療についてのご相談です。歯をぶつけたことで前歯が欠けてしまい、抜歯をすることになりました。当初は部分入れ歯を作り、抜けた部分を補う治療が良いのではないかと考えていましたが、娘本人は入れ歯に対して強い抵抗感があり、あまり気が進まないようです。またブリッジで治療を行うとなると、歯を削る必要があるそうで、わざわざ健康な歯を削ってまで治療を行って良いのか躊躇しています。そんな時にインプラント治療のことを知ったのですが、10代という成長期であってもインプラント治療は可能なのでしょうか。またインプラントの寿命はおよそ20年と聞いたのですが、17歳で治療を行った場合は、一生のうち何度もインプラント治療を行うことになるのでしょうか。やはり現在の年齢のこと、成長期だということ、インプラントの寿命などを考え合わせると、現実的にはインプラント治療を選ばず、矯正治療やブリッジなどの入れ歯治療を検討したほうが良いのでしょうか。

A10代のインプラントについて

公開日時:2019-04-05

結論を最初に申し上げますと、10代でインプラント治療を行うことはありません。顎顔面の成長・発育が完了したことを確認した上で20才以降に行います。
20代で行ったインプラント治療が何年良い状態で使用できるかについては、メインテナンスが大切であることは当然ですが、将来的に歯周病への罹患や全身状態の悪化など不確定な要素があるので、返答できないというのが正直なところです。
また、全ての天然歯は一生を通じて少しずつ動きますので、審美面からインプラントの被せ(上部構造)の再製は将来的に必要な時期が来ます。
矯正治療が可能かどうかは、上下顎の咬合状態、歯列不正の程度にもよりますが、検討の余地はあると思います。

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