全歯欠損へのインプラントの適正本数

全歯欠損の場合、右のレントゲンのように、8本~10本インプラントを埋入するのが原則です。なぜなら、上部構造を3つのパーツに分けることができ、メインテナンスしやすいことや、力学的に上部構造の破損等問題が起こりにくい点と、何より4~6本の少ないインプラントですと、インプラント自体への負担がかかり過ぎます。 当クリニックには、4~6本の少ない本数で全歯欠損に対応したケースのトラブルで転医されてくる患者さんが後を絶ちません。 少ない本数のインプラントで全歯欠損に対応した場合の費用や外科的浸襲の少なさといったメリットだけでなく、長期的には問題が発生しやすく、メインテナンスしにくいといったデメリットについてアナウンスし、患者さんの同意を十分得た上で治療してほしいです。

 

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